『地獄の大腸内視鏡検査』前編
予告したからちゃんと書きます。
PCモニターの横に、母が持ってきた「願いが叶い、厄が猿(去る)」とお腹に書かれた大きな猿の置物があるんですが、これがいかんせん怖い。
30cmくらいあるんです。でかい。
どうやら厄落としの神社で頂いてきたものらしいのですが、こんなん見たら厄のほうから去っていくと思うくらい顔が怖いんです。
ありがとう、母。
今日のブログのテーマは、タイトルにもある通り
『地獄の大腸内視鏡検査』です。
前回に続き、術前検査のひとつでございます。
前日21時からの絶食で済む胃カメラと違って、大腸検査は前日の昼から検査食に切り替えなければいけない。
しかも、胃カメラの翌日に大腸検査だったので、朝ごはんは無かった。
悲しい。
わたしは、クリアスルーと言う、
- 昼はじゃがいもとそぼろ煮、鮭粥
- 夜はビーフシチュー、クラッカー
のセットを食べました。結構美味しそうでしょ。美味しかった。
でも、量は本当に少ない。そして何より、消化がはやすぎて食べ終わった10分後にはお腹がグーグー鳴っていました。
生きてる~!
そして検査当日の朝は、“モビプレップ”という腸の中を綺麗にする洗浄剤を飲みました。
これが・・・不味かった・・・。
ポカリを、甘さのない梅ジュースと溶かしたプラスチックで割ったみたいな味でした。これをわたしは1ℓとちょっとくらい。
人によっては2ℓ飲まなきゃ綺麗にならない場合もあるそうです。
しかもただ飲むだけじゃない。朝6時ごろから、2~3時間かけて飲む。
1時間経ったくらいで、
「あれ?極限の空腹の中、プラスチック飲んでる?すご~い!ディストピア~~!」
と、ほぼバカになっていました。
内視鏡室に入ると、こまめに血圧を測られます。おばちゃん看護師に「わたしより血圧高いわよ!目つぶって!」と言われて、チューされてしまう!!と思いました。
血圧下がった。
お尻のところにカーテンがついてる検査着に着替えて、検査室へと移動します。ノーパンだからスースーする。
更衣室のカーテン開けたら知らないおじいちゃんが目の前に立っててびっくりしました。
「あら佐伯さん、検査室はこっちよ」
わたしの股間あたりを凝視していた佐伯おじいちゃんは、さっきのおばちゃん看護師に腕を引っ張られて奥の部屋に消えていきました。
スケベ心は、人を長生きさせます。
へーとくんは飄々としていました。
どうせ胃カメラみたいに麻酔打たれちゃうし、あっという間に終わるんだろうな。